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小規模木質バイオマス発電の「別区分化」:狙いは何か

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今年の2月24日に開かれた調達価格等算定委員会で、未利用木質バイオマスを使う2MW以下の発電については、FITの買取価格を40円/kWhとするという委員長案が示され、4月1日からこの提案通り実施されることになった。

木質バイオマス発電の常識からすれば、蒸気タービンによる通常の発電方式に依拠する限り、発電専用なら5MW以上、熱電併給(CHP)でも2MW以上の容量がないと経済的に成り立たないと言われている。ところが今回の提案のモデルとなったのは、いいづなお山の第2発電所(長野県)で、出力1.5MWの蒸気タービンのプラントである。廃熱利用のない発電専用のこのプラントが、順調な稼働を続けているというのは一寸した驚きだが、たまたまいくつかの有利な条件が重なって発電コストを低めているように思う。これがどこでも通用するというわけでは決してない。

(※全文:3,262文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

熊崎 実(くまざき・みのる)

一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会 会長

1935年岐阜県生れ。農林省林業試験場(現・森林総合研究所)林業経営部長、筑波大学農林学系教授、岐阜県立森林文化アカデミー学長を歴任。現在は、筑波大学名誉教授、日本木質ペレット協会会長、一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会会長。専門は国際森林資源論、農学博士。

著書に『林業経営読本』(日本林業調査会)、『木質バイオマス発電への期待』(全国林業改良普及協会)『木質エネルギービジネスの展望』(同左)、『木質資源とことん活用読本』(編著、農文協)ほか。訳書に『日本人はどのように森をつくってきたのか』(C.タットマン、築地書館)、『樹木学』(P.トーマス、築地書館)ほか多数。

一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会への相談は「mail@jwba.or.jp」まで。

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