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風力発電 大量導入への道

なぜ欧州では市民風車が成功したのか?(下)

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前回のコラムでは、なぜ欧州で市民風車が成功したのかを、メンテナンスという視点を通して分析してみました。また、メンテナンス体制に着目すると、小規模事業者がメーカーと長期メンテナンス契約を結ぶ「デンマーク型」と、大規模ディベロッパーが自前で保守点検を行う「アメリカ型」とに分類することができることを見てきました。今回はそのつづきで、では日本ではどうすべきか?について議論していきたいと思います。

小規模事業者のメンテナンス体制は

日本の自治体や組合などを含む小規模事業者の利点は、デンマークの個人風車・コミュニティ風車と同様に地元の理解や受容性が高いということが第一に挙げられるかと思います。しかしこのような利点があるものの、デンマーク型のような「長期稼働率保証」の契約を風車メーカーやメンテナンス会社と結んでいるところも必ずしも多くはないようです。

またその割に、自前で専門メンテナンス要員や豊富な部品在庫を万全に用意しているかというと、なかなかそれも難しいところです。その結果、万一事故があると自社スタッフによる現場対応だけでは間に合わず、メーカーに修理を依頼するも専門要員は海外から派遣されるとか、補修部品も海外から送られてくるなど余計なコストや待ち時間を強いられ、発電不能時間(ひいては逸失利益)が拡大してしまうケースもよく聞かれます。

(※全文:3,129文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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