ここしばらく再エネの系統連系問題について集中的に記事を重ねてきましたが、本コラム連載のもうひとつの(そして当初の)テーマである風力発電のメンテナンスに話を戻したいと思います。「一にも二にもメンテナンスは大事」ということは連載当初から筆者も訴えてきましたが、日本でそれを日々実践実行している方々に、このほどお話を伺う機会がありました。
日本では大手ディベロッパー(発電事業者)は自前のメンテナンス部隊を抱えていますが、一方で小規模事業者や自治体などはコストやマンパワーの観点から事故対応など含め、高度なメンテナンス作業を全て自前で行うことは難しく、そのようなニーズに対応するために、サードパーティ的にさまざまな事業者やメーカーの風車を診るメンテナンス専門会社も存在します。その中でも大規模にメンテナンス専業技術員を擁する「大手」は事実上2社しかありません。このたび日本の風車メンテナンスのパイオニア的存在であるこの2社から、風車メンテナンスの苦労話や今後の風力産業への提言など貴重なお話を伺って参りましたので、今回以降数回に分けて報告したいと思います。
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