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風力発電 大量導入への道

ベースロード電源は21世紀にふさわしいか?(その4)

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前回までに、欧州ではなぜベースロード電源が消えつつあるのかについて、経済学的・政策学的な観点から分析を行いました。その結果、再生可能エネルギー電源の大量導入を目指すと、必然的にベースロード電源という概念自体が衰退・消滅し、現にそれを可能とする市場的・政策的環境が欧州では徐々に整備されつつあることが明らかとなりました。そのキーワードとしては「メリットオーダー」や「優先給電」が挙げられます。

ところでこれらの用語は、電力工学と経済学・政策学の境界に位置しており、それぞれの分野にまたがる広い視野からの正しい理解が必要です。しかし、各分野の横断的な知識を必要とするため理解が難しく、なんとなくのイメージだけで大きな誤解をしてしまう人もいるようです。また、日本ではまだあまり一般的な概念ではないため、分かりやすく解説した日本語文献も非常に少なく、断片的な情報だけで先入観や偏見で判断されてしまうケースも見られます。

(※全文:7,236文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

安田 陽(やすだ・よう)

関西大学 システム理工学部 准教授

1989年3月、横浜国立大学工学部卒業。1994年3月、同大学大学院博士課程後期課程修了。博士(工学)。同年4月、関西大学工学部(当時)助手。専任講師、助教授を経て現在、同大学システム理工学部准教授。現在の専門分野は風力発電の耐雷設計および系統連系問題。 現在、日本風力エネルギー学会理事。電気学会 風力発電システムの雷リスクマネジメント技術調査専門委員会 委員長。IEA Wind Task25(風力発電大量導入)、IEC/TC88/MT24(風車耐雷)などの国際委員会メンバー。主な著作として「日本の知らない風力発電の実力」(オーム社)、翻訳書(共訳)として「洋上風力発電」(鹿島出版会)、「風力発電導入のための電力系統工学」(オーム社)など。

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