12月16日(火)に行われた経済産業省 新エネルギー小委員会 第3回系統ワーキンググループ(以下系統WG)で電力7社からの解析結果が提出され、「接続可能量」や拡大方策について言及されました。本コラムでも2014年10月6日号、10月13日号、10月20日号、11月3日号において「接続保留」問題を取り上げてきましたが、今回もその続編という位置づけで、系統WG資料について速報的にコメントします。
結論から先に言うと、第3回系統WGで電力各社から提出された資料は、大きな失望を隠せない内容でした。失望の主な理由は、あまりに志の低い数値だけでなく、電力会社の情報収集能力の低さや国際感覚の欠如が感じ取れたからです。