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風力発電 大量導入への道

「接続拒否」という新たな誤解と神話(補遺)

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前回まで3週連続でいわゆる「接続拒否」問題について議論してきました。おかげさまで非常に多くのアクセス数や反響があり、筆者としても大変光栄です。このコラムは本来、メンテナンスを中心に地味なテーマで隔週で連載を続けており、3週連続の「お祭騒ぎ」のあとは平常営業に戻そうと思ったのですが、新たな情報や書き足りないことが出てきましたので、今回は「補遺」という形で残務整理したいと思います。

本コラムの中心的な読者は太陽光発電事業者の方が多いと思いますが、それを承知で敢えて辛口で再び強調します。今回の一連の「接続契約回答保留」問題は、直接的には電力会社の突然の発表という対応のまずさが原因ですが、それはトリガーに過ぎず、根本的原因は「太陽光偏重」と「地域偏在」という発電事業者側の2つの偏りにあると筆者は考えています(さらにそれを助長してしまった政策も遠因です)。

太陽光偏重の異常さについて

日本の「太陽光偏重」の状態がいかに異常であるかを、国際比較から俯瞰してみます。図1はOECD(経済協力開発機構)加盟各国の風力および太陽光発電の導入率ランキングで、「導入率」とはその国が一年間で発電する全ての電力量に対する風力および太陽光の発電電力量の割合です。

(※全文:4,664文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

安田 陽(やすだ・よう)

関西大学 システム理工学部 准教授

1989年3月、横浜国立大学工学部卒業。1994年3月、同大学大学院博士課程後期課程修了。博士(工学)。同年4月、関西大学工学部(当時)助手。専任講師、助教授を経て現在、同大学システム理工学部准教授。現在の専門分野は風力発電の耐雷設計および系統連系問題。 現在、日本風力エネルギー学会理事。電気学会 風力発電システムの雷リスクマネジメント技術調査専門委員会 委員長。IEA Wind Task25(風力発電大量導入)、IEC/TC88/MT24(風車耐雷)などの国際委員会メンバー。主な著作として「日本の知らない風力発電の実力」(オーム社)、翻訳書(共訳)として「洋上風力発電」(鹿島出版会)、「風力発電導入のための電力系統工学」(オーム社)など。

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