前回まで数回に亘って電力自由化について議論してきましたが、閑話休題ということでメンテナンスに話を戻します。筆者も委員を務めている経済産業省の「新エネルギー発電設備事故対応・構造強度ワーキンググループ(以下、事故WG)」における、ここ最近の議論についてご紹介します。
同WGはこれまで風力発電の事故をメインに取り上げてきましたが、昨年の台風15号(2015年8月25日九州上陸)により太陽光パネルの倒壊・飛散などの事故が相次いだため、ここ数回のWGでは、太陽光の事故に関しても議論に時間が割かれるようになってきました。既に本誌でも1月27日付ニュースなどで速報的に紹介されていますが、本稿ではメンテナンスの重要性やFITの理念なども含め、問題を整理していきたいと思います(注)。
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