風力発電 大量導入への道

トゥールーズ日記(国際規格の現場から 3)

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この原稿は、フランス、トゥールーズのホテルで書いています。このコラムではこれまでも時々、忘れたころに世界各地から報告していましたが(2015年3月2日掲載「バルセロナ日記」、7月13日掲載「ナゴヤ日記」参照)、今回もその続きです。具体的な内容に関しては詳らかに書けませんが、雰囲気だけはリアルタイムリポート的にお送りしたいと思います。

筆者が参加しているIEC/TC88/MT24(国際電気標準会議/第88技術委員会(風力タービン)/第24改訂作業部会(風車の雷保護))もいよいよ佳境に入り、規格原案が完成間近となりました。各国の執筆担当者が提出した素案に対して他のメンバーから修正コメントが山ほど提出され、それをひとつひとつ丁寧にチェックしながら合意形成を図っていきますが、今回の会議の山場は、ある試験方法についてデンマークと日本が真っ向から対立し、何としてでも日本に不利な条件を覆さなければならないという懸案事項があることでした。

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