京都大学大学院 経済学研究科 特任教授 安田 陽
最終更新日: 2015年12月14日
前々回、前回と再エネに関する日本と海外の情報ギャップについて紹介してきました。海外の情報は主に英語で語られ、日本に紹介するためには日本語に翻訳しなければならないため、情報ギャップは本質的に存在します。
しかしここで重要なのは、もしかして情報ギャップが存在するかもしれないということ自体に多くの人が関心を払わず、情報ギャップが是正されない状態が継続してしまうことです。情報ギャップはその分野の、関心の低さに起因します。日本では、再エネ自体にあまり大きな関心が払われていないのかもしれません。今回は、この再エネに対する関心(の低さ)について論じていきたいと思います。