前回のコラムでは、リスクマネジメントのマトリクスを用いて、リスク特定やリスク対応の分類法を示し、風力発電における事例を紹介してきました。今回は、それをさらに深堀りし、リスクマネジメントがなぜ大事かということを、工学・経営学両者の観点から考察して行きたいと思います。ここでは前々回も登場した公益財団法人 総合研究開発機構(NIRA)・主任研究員の西山裕也氏に実際にインタビューして参りました。西山氏のプロフィールはこちらから見ることができます。
リスクとともに便益もシェアする関係
安田:西山さんはこれまで船舶や放射線に関する国際枠組みを担当するなど、リスクマネジメントの現場におられたとのことですが、そのようなご経験から、新しい産業分野である風力発電のリスクマネジメントに対する姿勢について何かコメントを頂ければと思います。とりあえず始めに、小職のこれまでのコラムで紹介した内容について、何かコメントやご意見を頂ければ有り難いのですが・・・。
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