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風力発電 大量導入への道

バックアップ電源以外の選択肢

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前回に引き続き、政府審議会(正確には調査会の小委員会やワーキンググループ)の資料について論じていきたいと思います。今回は3月10日に開催された総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会 長期エネルギー需給見通し小委員会(以下、需給見通し小委)および3月19日に行われた総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会(以下、新エネ小委)の資料を取り上げます。

3月10日の第4回需給見通し小委では、「再生可能エネルギー各電源の導入の考え方について」と題されたユニークで興味深い資料が事務局(資源エネルギー庁)から提示されました(新エネ小委でも同一の資料が提出)。同資料p.2では、再エネが「自然条件によって出力が大きく変動するもの(自然変動再エネ)」と「自然条件によらず安定的な運用が可能なもの」の2種類に分類されています(図1参照)。

前者の「自然変動再エネ」という言い回しはあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、英語では variable renewable energy(VRE)という用語も一般的になりつつありますので、その直訳と言う点では大きな違和感はありません。問題はここから先です。

(※全文:4,044文字 画像:あり 参考リンク:あり)

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この記事の著者

安田 陽(やすだ・よう)

関西大学 システム理工学部 准教授

1989年3月、横浜国立大学工学部卒業。1994年3月、同大学大学院博士課程後期課程修了。博士(工学)。同年4月、関西大学工学部(当時)助手。専任講師、助教授を経て現在、同大学システム理工学部准教授。現在の専門分野は風力発電の耐雷設計および系統連系問題。 現在、日本風力エネルギー学会理事。電気学会 風力発電システムの雷リスクマネジメント技術調査専門委員会 委員長。IEA Wind Task25(風力発電大量導入)、IEC/TC88/MT24(風車耐雷)などの国際委員会メンバー。主な著作として「日本の知らない風力発電の実力」(オーム社)、翻訳書(共訳)として「洋上風力発電」(鹿島出版会)、「風力発電導入のための電力系統工学」(オーム社)など。

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