風力発電 大量導入への道

最適制度設計としてのゾーニング(その2)

  • 印刷
  • 共有

前回は、風力発電のゾーニングに関して、自然電力株式会社の畦地啓太氏にお話を伺いました。前回では、ゾーニングの定義や手法などについてお伺いし、本来のゾーニングとは単に規制的な方策ではなく、国や地域が掲げた政策を達成するためにどこに風力発電を立地させるのが相対的に適しているかを社会的合意の中で決めていくという、極めて戦略的かつ合理的な実行計画であることをお聞きしました。また、ゾーニングによって、地域住民や環境保護団体、そして事業者にとってのリスクも軽減することができることがわかりました。今回はその続きです。

地域にとってもメリットがある

安田:さて、ゾーニングは事業者のリスクを軽減させるものだと伺いましたが、地域住民にとっては具体的にどのようにリスクが軽減できるのでしょうか?

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事