明けましておめでとうございます。再エネの事業に携わっている方々にとって昨年2015年は悲喜こもごもおありだったかと思いますが、まずは新年のお慶びを申し上げます。とりわけ本年2016年は電力システム改革が一段落して、電力自由化が一般消費者まで広がり、一応の完成を見る年でもあります。屠蘇気分も覚めやらぬ新年の年頭にこの場を借りて、今年の「旬」の話題である電力自由化について議論してみたいと思います。
自由に選べることが自由化?
さて、今年4月の電力小売完全自由化を迎えるにあたって、筆者の元にもさまざまなメディアから「電力自由化によってどのような恩恵がもたらされるのか?」というお問い合わせを頂いております。特に「一般の消費者にとってどのようなメリットがあるのか?」という消費者目線での質問が多く、消費者の期待や関心が高まっていることを感じさせられます。例えば「電力会社(小売会社)を自由に選べるようになる」という期待は多くのメディアでも取り上げられています。
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