風力発電 大量導入への道

年頭にそもそも電力自由化とは何かを再考する

  • 印刷
  • 共有

明けましておめでとうございます。再エネの事業に携わっている方々にとって昨年2015年は悲喜こもごもおありだったかと思いますが、まずは新年のお慶びを申し上げます。とりわけ本年2016年は電力システム改革が一段落して、電力自由化が一般消費者まで広がり、一応の完成を見る年でもあります。屠蘇気分も覚めやらぬ新年の年頭にこの場を借りて、今年の「旬」の話題である電力自由化について議論してみたいと思います。

自由に選べることが自由化?

さて、今年4月の電力小売完全自由化を迎えるにあたって、筆者の元にもさまざまなメディアから「電力自由化によってどのような恩恵がもたらされるのか?」というお問い合わせを頂いております。特に「一般の消費者にとってどのようなメリットがあるのか?」という消費者目線での質問が多く、消費者の期待や関心が高まっていることを感じさせられます。例えば「電力会社(小売会社)を自由に選べるようになる」という期待は多くのメディアでも取り上げられています。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300円(税込)
年額
15,600円(税込)

関連記事