前回、前々回に引き続き、公益財団法人 総合研究開発機構(NIRA)の西山 裕也氏のインタビューの最終回です。メンテナンスとイノベーション、バリューチェーン(価値連鎖)におけるメンテナンスの重要性などについて、工学および経営学の両者の観点から横断的にお話が進んでいます。前回までに、「環境規制はイノベーションを促進する」というポーター仮説や、発送電分離・FIT施行後の再エネ発電のバリューチェーンについてお話を伺ってきました。
度重なる事故は意識の高い消費者にどう映るか?
安田: 前回までに、マーケティング3.0のコンセプトから「消費者に選ばれる電源」としての再エネを議論してきましたが・・・。