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風力発電 大量導入への道

極端な二元論や白黒論争に陥らないために

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前回のコラムで、「データとエビデンスをリスペクト(尊重・配慮)することが必要」と書きました。今回のその続きです。データやエビデンスは確かに重要ですが、その逆にデータやエビデンス(だと信じているもの)を重視し過ぎて全体の論理性を見失ってはいけません。これは「問題がある/ない」というゼロか1かの極端な二元論で発生しやすくなります。というわけで今回は、論理性について述べていきたいと思います。

例えば、前回のコラムで「風力発電は外部コストが最も少ない」と述べました。それに対して「いや、風力発電は実際に低周波音や騒音の問題がある!」などという反論をしばしば頂くことがあります。実際に低周波音や騒音による苦情は皆無ではありませんので、「問題がある」事案を提示することは比較的簡単です。

(※全文:1964文字 画像:あり)

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この記事の著者

安田 陽(やすだ・よう)

京都大学大学院 経済学研究科 特任教授

1989年3月、横浜国立大学工学部卒業。1994年3月、同大学大学院博士課程後期課程修了。博士(工学)。同年4月、関西大学工学部(現システム理工学部)助手。専任講師、助教授、准教授を経て2016年9月より京都大学大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座 特任教授。 現在の専門分野は風力発電の耐雷設計および系統連系問題。技術的問題だけでなく経済や政策を含めた学際的なアプローチによる問題解決を目指している。 現在、日本風力エネルギー学会理事。電気学会 風力発電システムの雷リスクマネジメント技術調査専門委員会 委員長。IEA Wind Task25(風力発電大量導入)、IEC/TC88/MT24(風車耐雷)などの国際委員会メンバー。主な著作として「日本の知らない風力発電の実力」(オーム社)、翻訳書(共訳)として「洋上風力発電」(鹿島出版会)、「風力発電導入のための電力系統工学」(オーム社)など。

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