欧州連合(EU)・欧州委員会(EC)は、中国産業界と中国製太陽電池製品を巡る貿易摩擦の解決策を合意し、反ダンピング税(AD税)を賦課しないことを8月2日に発表した。この合意により、欧州連合域内へ輸出される太陽電池製品の最低価格と輸入総量が設定されることになった。今回は、合意の内容をまとめたうえで、今後の影響を考察したい。
欧州委員会(EC)は、6月4日に、中国製太陽電池製品(太陽電池モジュール、太陽電池セル及びウエハー)の不当廉売に関する調査の仮決定結果を発表し、不当廉売があったと判断し、反ダンピング関税(AD税)の賦課を決定した。
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