ソーラー市場 月次レポート

日本太陽光発電市場の不透明性 ── IEA再生可能エネルギー中期市場展望から

  • 印刷
  • 共有

国際エネルギー機関(IEA)は、このほど「Renewable Energy Medium-Term Market Report 2013(再生可能エネルギー中期市場展望2013年)」を公刊した。この報告書には、2018年までの再生可能エネルギーの累積導入量及び発電量の見通しが技術別に記述されている。筆者は、太陽光発電に関するデータ提供及びレビュー・プロセスに関与したこともあり、今回は、報告書の内容の一部を紹介したうえで、日本における太陽光発電の課題についても私見を述べる。

太陽光発電導入量、2018年には308GWに

同報告書によれば、再生可能エネルギーは、最も成長速度の速い電源である。図に示すように再生可能エネルギーによる総発電量は2012年の4,860TWhから年率6%の割合で増加し、2018年には6,851TWhとなる。また、2016年には、再生可能エネルギーによる発電量は、ガス火力を超え、原子力発電の2倍になり、石炭火力発電に次いで二番目に重要な電源になるとしている。

続きは有料会員登録後にお読みいただけます。

  • オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
  • 登録月(購入日~月末)は無料サービス
  • 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
  • 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
月額
1,300
年額
15,600

関連記事