2019年4月に韓国・産業通商資源部(MOTIE)は、第3次エネルギー基本計画の草案を発表した。草案では、2040年までに同国の再生可能エネルギー比率を35%にする目標を掲げている。MOTIEは、同国には2040年までに103~129GWの再生可能エネルギーを導入するポテンシャルがあり、実現すれば国内電力需要の30~35%を賄うことが可能であるとしている。
2040年までの計画に先んじて、韓国政府は2017年12月に2030年までの再生可能エネルギー導入計画を発表している。韓国政府による「再生可能エネルギー3020計画」では、エネルギー・ミックスにおける太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーの割合を2017年の7%から2030年には20%に拡大する計画であり、2030年までに30.8GWの太陽光発電システムを新規導入する計画となっている。同計画に基づき再生可能エネルギー比率を2022年に10.5%、2030年に20%とする目標で、特に太陽光発電と風力発電の比率を高める方針である。同計画では、目標達成に向け、2018~2030年までに30.8GWの太陽光発電システムの新設が計画されている。