三菱電機と東京科学大、水を主成分とする蓄熱材開発　蓄熱密度は世界最高水準

三菱電機（東京都千代田区）は11月14日、東京科学大学物質理工学院材料系（早川 晃鏡教授）らの研究チームとともに、水を主成分とする世界最高の蓄熱密度をもつ蓄熱材を開発したと発表した。これまで廃棄されていた低温排熱を回収・再利用し、化石燃料の消費削減が期待できる。

三菱電機独自の分子予測技術を活用し、ゲルの組成と構造を検討

両者が開発した蓄熱材は、水を主成分とする感温性の高分子ゲルを活用し、30℃から60℃の低温下において、562kJ／Lという世界最高の蓄熱密度で蓄えられるという。