米グーグル、日本国内インフラ整備に1000億円 再エネシフト加速
2030年までに、全世界でカーボンニュートラルを達成するという野心的な目標を掲げる米Google。それは絵に書いた餅ではなく、アメリカでの地熱発電の供給契約をはじめ、日本でもクリーンエネルギーを利用したインフラに約1000億円の投資を決めるなど着々と歩みを進めている。
同社の取り組みについて、同社アジア太平洋地域担当 Clean Energy & Power 部門責任者 ジョルジオ・フォルトゥナート氏に話を聞いた。
データセンターなど、日本の持続可能なインフラ設備に約6億9000万ドル投資
Googleは、「2030年までにすべての事業とバリューチェーンでネットゼロ排出を達成する」という野心的な目標を掲げています。具体的にどのような活動を行っているのか、また改善点について教えてください
2030年までに弊社が運営するすべての送電網を24時間 365日カーボンフリーエネルギーで稼働させるという目標 達成を推進するため、2024 年5月に日本で新たに2件の太陽光発電の電力購入契約(PPA)を発表しました。
伊藤忠商事のパートナーであるクリーンエナジーコネクトおよび自然電力とのPPAは、弊社にとって日本で初となる契約であり、合計60MWの太陽光発電容量を日本の送電網に新たに追加します。
これは、国内のデータセンターをサポートするだけでなく、日本が推進するクリーン エネルギーの取り組みとも一致するものです。
また、これらのデータセンタープロジェクトは、4年以内に稼働する予定で、日本の持続可能なインフラに約6億 9000万ドル(約1000億円)を投資するという弊社のコミットメントの一環です。
このような活動を皮切りに、さらに日本の脱炭素化に貢献していきたいと考えております。へいしやは日本のクリーンエネルギーへの移行を加速するため現地のパートナーと協力し、革新的なソリューションを模索することで、日本国内での取り組みも強力に進めていきます。