地球冷却微生物を探せ! GHG削減プロジェクトに迫る

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温室効果ガスN2Oを微生物で減らし、地球温暖化の解決策に一つへ。根粒菌などのN2O無害化微生物に関する研究を発展させ、微生物の温室効果ガス削減能力を圃場レベルで最大化することを目指し、地球冷却微生物を見つけ出すプロジェクトが始まっている。
東北大学大学院生命科学研究科特任教授南澤究先生に伺った。

南澤 究 氏
NEDOムーンショット型研究開発事業
プロジェクトマネージャー(PM)
東北大学大学院生命科学研究科
生態発生適応科学専攻 
土壌微生物分野 
特任教授(リサーチプロフェッサー)

産業努力では脱炭素は至難

2050年カーボンニュートラルを宣言して以来、あらゆる分野で脱炭素化に向けた動きが加速している。省エネに加え、再エネ電力を導入し、化石燃料の使用をやめるといった取り組みが、全ての分野で求められている。そのためには、真っ先に産業からのGHG排出をゼロにするための対策技術が必要になってくる。しかし、現時点で開発・実証段階にある脱炭素化に必要な技術の多くは、2030年代や2040年代でないと実用化は難しい。

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