排気ガス中でも、CO2を分離回収できるか 日本板硝子が欧州で実証

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 XLR8 CCSプロジェクトのパートナー(出所:日本板硝子)
XLR8 CCSプロジェクトのパートナー(出所:日本板硝子)

日本板硝子(東京都港区)は3月1日、グループ会社の英国内事業所のガラス製造工程において、板ガラス業界として欧州初のCO2分離回収の実証実験を開始したと発表した。英国の国家プロジェクト「XLR8 CCSプロジェクト」の一環で実施するもので、次世代の炭素回収技術を開発する英国企業C-Captureがプロジェクトを主導する。

フロート窯煙突基部に接続し、CCSCUの機能性を検証

今回の実証は、C-CaptureのCO2回収技術の展開に向けた最初のオンサイト試験となる。具体的には、日本板硝子グループの英国Pilkington United Kingdom社のグリーンゲート事業所にある板ガラスを生産するフロート窯において、C-Captureの汎用型CO2回収溶媒ユニット(CCSCU)を設置し、分離回収の実証を行う。

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