TDK、高砂熱学工業の吸着材蓄熱システム導入 CO2年間249t削減へ

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蓄熱材はトラックで輸送(出所:高砂熱学工業)
蓄熱材はトラックで輸送(出所:高砂熱学工業)

TDK(東京都中央区)は3月18日、高砂熱学工業(同・新宿区)の吸着材蓄熱システム「メガストック(R)」を積層セラミックコンデンサを製造するTDK本荘工場・西サイト(秋田県由利本荘市)に導入し、運用を開始していることを明らかにした。

吸着材の吸脱着反応を活用し蓄熱するシステム

高砂熱学工業のメガストックは、吸着材が持つ水分の吸脱着反応を活用したシステム。未利用の低温排熱を吸着材に回収・蓄熱し、時間や場所が異なる利用先で加温・除湿・乾燥などに利用できる。

吸脱着反応により、蓄熱時は高温の排熱を吸着剤へ供給し、吸着剤が乾燥(水分を脱着)することで熱を蓄える。一方、放熱時は湿った空気を吸着剤に供給(水を吸着)して、高温低湿空気を放出する。吸着材は排熱の温度帯によって使い分け、80~120℃程度の場合は「ハスクレイ」、120℃以上の高温下では「ゼオライト」を使用する。

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