23年のCO2排出量は過去最多も、クリーンエネの普及で増加率は減少 IEA
国際エネルギー機関(IEA)は3月1日、2023年のCO2排出量に関する報告書「CO2 Emissions in 2023」を公表した。干ばつが水力発電に打撃を与え、世界のエネルギー関連CO2排出量は増加したものの、太陽光・風力発電、電気自動車(EV)などのクリーンエネルギー技術の拡大により、増加幅は2022年を下回ったという。
IEAによると、2023年の世界のCO2排出量は過去最高の約374億トンに達し、前年比で約4億1000万トンの増加を記録した。2022年は約4億9000万トンの増加だった。