牛の胃の微生物と海藻を利用しブルーカーボン生態系創出へ 東北大と鹿島

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海藻からのエネルギー生産とその副産物を利用した海藻育苗、ブルーカーボンを含む全体システムからのエネルギー収支やCO2削減の可能性調査(出所:東北大学)
海藻からのエネルギー生産とその副産物を利用した海藻育苗、ブルーカーボンを含む全体システムからのエネルギー収支やCO2削減の可能性調査(出所:東北大学)

東北大学(宮城県仙台市)と鹿島建設(東京都港区)は5月28日、牛の胃に共生する微生物と海藻を利用して、沿岸海域におけるCO2吸収・固定を可能にするブルーカーボン生態系の創出に向けた研究開発に取り組むと発表した。

ブルーカーボンを用いたネガティブエミッションの実現に向けたコア技術として、牛の第一胃に共生する微生物を利用し、海藻を原料としたメタン発酵を高効率化する技術開発を行う。さらに、そのメタン発酵プロセスから副生される栄養塩などを海藻育苗に利用する可能性について調査研究を行うとともに、これらの技術を用いたエネルギー生産・資源循環利用によるCO2削減効果を調査する。

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