芝浦工大ら、ナノプラスチックの特性分析で新手法を提案 環境影響解明に期待

芝浦工業大学は1月15日、東レリサーチセンター(東京都中央区)らとの共同研究において、環境中のナノプラスチック分析への応用に期待できる新手法を提案したと発表した。水中の極めて微量なナノ粒子をマイクロバブルを用いて凝集・濃縮し、その局所的な化学的特性をAFM-IR(ナノ赤外分光分析技術)で解析するもの。同日付で、学術誌「Environmental Science: Nano」 にて発表した。
海洋マイクロプラスチック解明に向けた貴重なデータ提示に
海洋環境に浮遊するマイクロプラスチックは、生物に摂取されることで食物連鎖に影響を与え、最終的に人間にも害を及ぼす可能性がある。さらに微小なナノプラスチックはその極めてサイズが小さく微量であるため、その化学的特性の評価は非常に困難で、生物への影響や環境中での挙動などはいまだ十分に解明されていない。
続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。
- 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
- 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
- 有料記事などに使えるポイントを貯められる
- クリッピング機能で要チェック記事をストックできる