ひび割れを自己治癒するバイオマスコンクリ開発に進展 安藤ハザマら発表

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ひび割れの自己治癒状況(出所:安藤ハザマ)
ひび割れの自己治癒状況(出所:安藤ハザマ)

安藤ハザマ(東京都港区)は1月8日、微生物の働きを利用しひび割れを自己治癒するバイオスマートコンクリート「BiSCo」に関する最新の研究結果として、強アルカリ環境下においても代謝活動と増殖が可能な強アルカリ耐性菌「AH株」を獲得したことを明らかにした。

鉄筋コンクリートの鉄筋腐食を防止するバイオマスコンクリート

開発中の「BiSCo」は、微生物の代謝活動を通じてコンクリート中の溶存酸素を消費し、酸素と水の供給路となるひび割れを自己治癒する。これにより、酸素や水を不足させ鉄筋腐食を防ぐ。現在は、静岡理工科大学、愛媛大学、港湾空港技術研究所(神奈川県横須賀市)とともに開発を推進している。

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