ソーラーシェアリングが収穫量や品質に与える影響は? 東大が6年かけて調査

東京大学は4月2日、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)が水稲の収量と品質に与える影響を、6年間にわたるフィールド実験によって調査し、その結果を公表した。報告によると、営農型太陽光発電水田では水稲収量が23%減少する一方、総収益は通常の稲作の5倍以上に達する可能性があるという。
発電収益により総収益向上 品質にはさまざまな課題
今回の研究では、茨城県筑西市の水稲生産現場に営農型太陽光発電を水田の27%を覆う形で設置し、日射量や気温、水稲の収量や品質を調査した。