東大がケミカルリサイクル技術で新発見 プラ開発の省エネ・低コスト化に期待
東京大学は7月4日、同大学大学院工学系研究科らの研究グループがカルボキシ基が少量置換したポリエチレンを対象に、セリウム触媒共存下で可視光を照射することにより、分子鎖が切断され小さな断片に変換(低分子量化)できることを発見したと発表した。同手法の活用により、プラスチック開発の省エネ化や低コスト化が期待される。
ポリエチレンの分解・再利用にかかる温度を大幅に低減
研究グループは今回、ポリエチレンそのものではなく、ポリエチレンに少量のカルボキシ基を含む高分子である「カルボキシ化ポリエチレン」のカルボキシ基を分解の足がかりとして応用するという着想の下、研究開発を実施した。
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