東大・京大、イオン結晶による高速プロトン伝導体を開発 水素エネ応用に期待

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イオン結晶内を水素イオンが伝導する模式図 (出所:東京大学)
イオン結晶内を水素イオンが伝導する模式図 (出所:東京大学)

東京大学・京都大学・科学技術振興機構は8月20日、水素イオン(プロトン)の伝導を担う電解質材料として、極性金属酸化物クラスターを構成要素とするイオン結晶を開発したと発表した。新たな電解質材料として、水素エネルギーシステムへの応用が期待できる。

近年、主要なエネルギー源を化石燃料から水素へと移行するための技術開発が進んでいる。水素を利用する燃料電池や水電解システムでは、反応により生成される水素イオンの伝導を担う電解質材料の性能や環境面に課題があり、新たなプロトン伝導体の開発研究が活発に進められている。

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