安藤ハザマの水銀汚染・地下水浄化技術、安全性を証明する認証取得 実用化へ
安藤ハザマ(東京都港区)は9月6日、鉄酸化細菌を活用した水銀汚染土壌・地下水浄化技術を開発し、「バイオレメディエーション適合確認」を取得したと発表。この適合確認は、重金属の浄化技術において国内初の事例となる。
「バイオレメディエーション適合確認」とは、経済産業省と環境省の告示に基づくもので、確認を受けることで、その技術が安全で効果的であることが証明され、実際の環境浄化プロジェクトで使用できるようになる。
今回の適合確認取得を受け、同社は今後、実用化に向けたさらなる技術改良を行うとともに、国内外での普及に取り組んでいく。
効率的に水銀を除去、環境への影響も最小限
水銀は土壌環境において重大な汚染物質の一つであり、除去は国内外を問わず喫緊の課題となっているが、従来の手法(600℃~800℃に加熱し、金属水銀として回収する方法)では、多大なエネルギーとコストを要していた。
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