京セラ、海の潮流で発電するブイ開発 海洋データの持続的収集が可能に

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観測の様子(天草市五和町沖/出所:京セラ)
観測の様子(天草市五和町沖/出所:京セラ)

京セラ(京都府京都市)は1月23日、海の潮流を活用して発電・蓄電する「エナジーハーベスト型スマートブイ」を開発したと発表した。同社のIoT技術と長崎大学の潮流発電技術とを融合させて開発したもので、天候に左右されず、電力供給網が届かない海域でも長期間にわたり運用することができるという。持続的な海洋データの取得を実現できるとし、2025年4月から有償トライアルサービスを開始する予定だ。

海洋データ収集の電力供給問題を解消

近年、気候変動や海洋資源の管理が国際的な課題となる中、漁業の効率化や海洋保全、防災に寄与する、正確で安定的な海洋データ収集の重要性が高まっている。しかし、従来のブイによるデータ収集は、電力供給や保守に多くの負担がかかり、長期運用や離島・沖合での利用に多くの制約があった。

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