埼玉工業大、特産「深谷ネギ」の葉からプラ製品を試作 作物残渣を有効活用

埼玉工業大学は10月17日、埼玉県深谷市内で出荷時に破棄されるネギの葉を資源化し、バイオプラスチック材料を成形加工する技術を開発したと発表した。同大における化学系と機械系の専門技術を組み合わせた産学連携プロジェクトの一環。特産品における作物残渣を有効活用できる新たな技術として期待できる。
化学系×機械系のコラボが実現
ネギの葉からセルロースを抽出する技術を開発したのは、同大工学部生命環境化学科の本郷 照久教授(環境物質化学研究室/クリーンエネルギー技術開発センター長兼務)の研究チーム。このセルロースを、パナソニック プロダクションエンジニアリング(大阪府門真市)の技術協力により、複合樹脂ペレット化(ネギ由来セルロース55%、ポリプロピレン45%)することに成功した。
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