慶大、生分解性プラスチックを3日で完全分解する微生物を発見

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GPパウダーを含む寒天プレートが分解される様子(出所:慶應義塾大学)
GPパウダーを含む寒天プレートが分解される様子(出所:慶應義塾大学)

慶應義塾大学は2月26日、同大学の研究グループが、カネカ(東京都港区)が開発した生分解性プラスチック「Green Planet(GP)」を数日で完全分解する微生物の取得に成功したと発表した。同大学は「この成果は、使用済みGP製品のオンサイトでの分解処理を実現する上での重要な一歩になる」としている。

GP製フィルムを3日で約100%分解

カネカのGPは100%バイオマスから微生物によって作られる生分解性プラスチック。他の生分解性プラスチックと比べて高い生分解性を示すものの、分解には数週間から数カ月程度がかかるため、高速分解する技術が求められていた。

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