
原子力規制委員会は7月16日、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)について、「新規制基準に適合している」とする審査書案を定例会で了承した。今後、30日間の意見公募などを経て審査書を決定する。
川内1、2号機は、新規制基準をクリアする初の原発となる。これから再稼働に向けた手続きが本格化するが、地元の同意手続きや設備の使用前検査なども必要となるため、再稼働は10月以降になる見通し。
川内1、2号機は、新規制基準をクリアする初の原発となる。これから再稼働に向けた手続きが本格化するが、地元の同意手続きや設備の使用前検査なども必要となるため、再稼働は10月以降になる見通し。

と、言うのが原発再稼働に関するマスコミの報道。産業界などからは、期待する声が高まりつつある。しかし、筆者は、再稼働はもっと先になると考えている。あったとしても、だ。
冷暖房需要最低の時期に再稼働?
そもそも、新基準による再稼働は遅れに遅れている。当初、「昨年中」という期待があった。それが、「この冬(2014年初頭)に間に合うか」となり、「春を過ぎるのでは」→「夏に間に合うか」となり、「10月以降か」という状況となったのだ。
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