2017年度の太陽光発電の買取価格(10kW以上2MW未満)は21円になる。初年度(2012年度)からほぼ半減だが、パネル、パワコンなど主要部材のコストも大幅に下がっているので優良事業者にとっては対応できるレベル。事業者にとっての一番の懸念材料は出力制御(抑制)だ。
日本で初めて再エネ発電の出力制御が行われたのは2015年5月5日、場所は鹿児島県の種子島(九州電力管内)。2015年内はこの1回だけだったが、2016年に入ると多くなる。2月に1回、3月に5回、4月に4回、5月に1回、12月に3回。年明けの2017年1月にも3回。これまでの累計で16回に上る。同じ九電管内では、壱岐で2016年4月に3回、5月に3回実施されている。