> コラム > 太陽光発電第二幕 新電力(PPS)への期待高まる
クローズアップ・マーケット

太陽光発電第二幕 新電力(PPS)への期待高まる

記事を保存

スタンダード会員登録 のあとに ログイン していただくと全文をご覧いただけます。

「電力事業者」ソフトバンク

「ソフトバンクが電力小売事業に参入、一般家庭向けも視野に」。このニュースが2013年1月31日に流された。ソフトバンクは、早期に大口顧客の企業向けの電力販売を開始し、電力小売りの全面自由化が予定される2016年を念頭に一般家庭向けの販売も目指すと言う。

新電力(特定規模電気事業者=PPS)事業に乗り出すのは、ソフトバンク子会社のSBエナジー(東京都港区)が全額出資するSBパワー。

特筆すべきは、主に太陽光風力など自然エネルギーで発電する電力を販売する方針という点。SBエナジーはすでに全国でメガソーラー運営を手がけており、2015年度末までに約290MW(29万kW)の太陽光発電所や風力発電所を建設する計画である。

ソフトバンクは「電力小売りが全面自由化されれば家庭向けの販売も視野に入れる」(広報)としている。ここで強みになるのが、「本業」の通信サービスとの連携だ。日本有数のメガソーラー運営事業者が自ら発電した電気を武器に電力小売り事業に乗り出すことで、日本の電力改革の大きな推進役となりそうだ。

新電力とは?

経済産業省は2013年3月から「新電力」という名称を使い始めたが、電力関係者にとっては、以前の呼び名であるPPSの方が馴染み深い。PPSとは、Power Producer and Supplierの略。特別高圧・高圧受電による契約電力50kW以上の需要家へ、一般電気事業者が管理する送電線を通じて小売りを行う事業者である。

経産省によると、2008年9月に25社、2011年3月時点で46社だったのが、2012年3月には52社にまで増えた。大手電力会社より安く供給することにより顧客拡大を狙っている。

代表的な新電力として、エネット、サニックス、ダイヤモンドパワー、日産自動車などがあるが、ここに、新たにソフトバンクが参加することになる。

(※全文:2,063文字 画像:あり 参考リンク:なし)

スタンダード会員の方はここからログイン

クローズアップ・マーケット バックナンバー

この記事の著者

村沢 義久(むらさわ・よしひさ)

合同会社 Xパワー代表、環境経営コンサルタント

東京大学工学修士。スタンフォード大学MBA。経営コンサルティング会社日本代表、ゴールドマンサックス証券バイスプレジデント(M&A担当)などを歴任の後、2005年から10年まで東京大学特任教授。10年から13年まで同大学総長室アドバイザー。13年から16年3月まで立命館大学大学院客員教授。現在の活動の中心は太陽光発電と電気自動車の推進。

記事を保存

環境セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.