9月24日、九州電力は、再エネ発電設備に対する既存及び新規の接続回答を数ヶ月間保留することを決定した。今年3月の1ヶ月で、それまでの1年分に相当する約7万件の太陽光発電の接続契約申し込みが集中したという。これは、4月からの買い取り価格値下げの前に申請しようという「駆け込み申請」の結果である。
九電で今後の対応について検討した結果、これらの申し込み分がすべて接続された場合、太陽光・風力の接続量は約1,260万kWに達することが判明した。この量は、冷暖房の少ない春や秋の晴天時には、昼間の消費電力を上回る計算になる。そのため、電力の需給バランスが崩れ、電力の安定供給が困難になるとの見通しを示したのだ。