筆者は、本稿2015年10月13日号「VWディーゼル車問題に見る内燃機関の終わりの始まり」で、エンジン車から電動車への転換が加速するとコメントした。その直後の10月14日、VW、トヨタという世界の1、2位のメーカーから、その動きを裏付ける重大な発表があった。「エンジンの消える日」は現実のものとなりそうだ。
10月14日、フォルクスワーゲン(VW)はディーゼル車の排ガス不正問題を受け、エコカー戦略を転換すると発表した。従来のディーゼル車偏重を見直し、電気自動車(EV)の開発へ軸足を移すというのだ。