21世紀後半は中国中心の世界になる。それは間違いないが、もう一つ忘れてはならない重要な国がある。それがインド。筆者は、3月末にインドに行くことになっている。9年ぶりになるのだが、ある知人は「3年ぶりにインドに行ったが全く別の国になったいた」と言い、別の知人は「3ヶ月で様変わりしている」という。
筆者がインドに行くのはある日本の大学とインドの大学の提携のため。日本で行われた予備会議の際、インドの大学の担当者に「いつごろGDPで日本を抜くのか」と聞いてみたところ、「そんなことを考えているインド人はいない」との答。謙虚なのではない。「GDP世界一をすでに想定している」ということだ。目標はアメリカ、中国であり、日本は意識していないということか。