2017年は自動車産業にとって「100年に一度の大変革」の始まりの年だった。各国政府が2025~2040年までに内燃機関車の新車販売を禁止する方針を発表。世界の電気自動車(EV)及びプラグインハイブリッド車(PHV)の販売台数が初めて100万台を超え、普及台数が300万台を突破した。2018年はそれが目に見え始める年となる。キーワードは中国とテスラ。
各種調査によると、2018年5月までの電動車(EV、PHV)の世界の登録台数は前年同期比で70%以上増加している。このまま行けば、年間を通じての販売台数は200万台を突破するだろう。世界の新車の販売台数が約1億台だから、電動車の占める比率は2%となる。新しい製品や技術が本格的に普及し始めるタイミングだ。また、累計販売台数では500万台に達する。