日本で定置型燃料電池と言えば、家庭用の「エネファーム」(ENE・FARM)が頭に浮かぶ。これは、電気とお湯を同時に作り出す、家庭用コージェネレーション(熱電併給)システムの愛称である。
燃料電池は、"電池"と呼ばれてはいるが、外部から燃料の水素(H2)と酸素(O2)を供給し続けることで継続的に電力を供給することができるため、実質的には発電機と考えるべきである。燃料電池車(FCV)では燃料の水素は数百気圧の高圧タンクに充填して搭載するが、定置型では都市ガスやLPガスを使用現場で改質し、水素を取り出して使う。
続きは有料会員登録後にお読みいただけます。
- オンラインでは実務に直結する有益なオリジナル記事を掲載
- 登録月(購入日~月末)は無料サービス
- 環境設備の導入・営業に役立つ「補助金情報検索システム」も利用可能
- 本誌「環境ビジネス」の電子ブックも読み放題
- 月額
- 1,300円(税込)
- 年額
- 15,600円(税込)