合同会社 Xパワー代表、環境経営コンサルタント 村沢 義久
最終更新日: 2017年12月18日
本稿2017年12月4日号で、日本が環境後進国化しつつあるという話をした。石炭火力発電の増設や電気自動車(EV)へのシフトの遅れが主たる原因だが、原発政策の面でも世界の動きからずれ始めている。
昨年の今頃、中国の太陽光発電関係者から、中国が脱原発に大きく舵を切り始めたという話を聞いた。どこまで本当かと思っていたところ、この話は今年12月4日放送のNHK「クローズアップ現代+」でも報道された。中国は、原発大増設を打ち出したはずだが、実際には、2016年、2017年と新規建設は許可されていない。