フランス、パリで開催される「COP21」(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)が近づいてきた。会議期間は11月30日から12月11日まで。各国が掲げる温室効果ガス(CO2など)の「削減目標」をベースに、2020年以降の温暖化対策の枠組みづくりを目指す。これまでに温暖化対策に参加すると意思表明している150カ国で世界の排出量の87%を占めるが、実際には前途多難と言わざるを得ない状況だ。
パリ会議本番に先立ち、10月19日~23日、ドイツ・ボンにおいて、作業部会が開催された。COP21を前にした最後の事務レベル会合であった。