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新国立競技場はソーラー・スタジアムで

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2520億円という巨大なコストが批判された新国立競技場。責任の所在も不明なまま、その計画は「白紙撤回」となった。筆者は、2013年9月、他のオンラインサイトに、「ソラリンピック」(太陽の五輪)構想を提言した。今回の白紙撤回を機に、最提言したい。

奇抜なデザインよりエコで勝負!

白紙撤回されたデザインは国際的なコンペで選ばれ、「建設には1300億円かかる」と発表された。しかし、具体的な見積もり作業が始まるとどんどん高くなり、一時3000億円まで膨れ上がり、その後、有識者会議などを経て最終的に2520億円になった。

筆者のような技術と経営のバックグラウンドを持つ人間から見ると、こんなにコストが変わってしまうような設計なんてあり得ない。プロジェクト・マネジメントの基本ができていなかったとしか言いようがない。

等々と、批判すべき点は多いのだが、筆者はもっと基本的なところで「異論あり」だ。デザインで観客を魅了しようというのが間違っているのではないか。

そもそも、どんなデザインでも、好き嫌いがある。このデザインが発表された時には「宇宙船のよう」という賞賛の声もあったが、筆者のような工学部出身者にとっては、「外見だけの宇宙船」は魅力なし。組織委員会の森会長は、「生ガキのようで嫌い」と言った。

新国立競技場は、デザインではなく、エコマインドで世界にアピールする。主役は太陽光発電なので、名づけて「ソラリンピック(太陽の五輪)」。

(※全文:2,213文字 画像:あり 参考リンク:なし)

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この記事の著者

村沢 義久(むらさわ・よしひさ)

合同会社 Xパワー代表、環境経営コンサルタント

東京大学工学修士。スタンフォード大学MBA。経営コンサルティング会社日本代表、ゴールドマンサックス証券バイスプレジデント(M&A担当)などを歴任の後、2005年から10年まで東京大学特任教授。10年から13年まで同大学総長室アドバイザー。13年から16年3月まで立命館大学大学院客員教授。現在の活動の中心は太陽光発電と電気自動車の推進。

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