常石造船、国内初の水素燃料タグボート 船舶の脱炭素化へ一歩

  • 印刷
  • 共有
常石造船の水素燃料タグボート(出所:ツネイシホールディングス)
常石造船の水素燃料タグボート(出所:ツネイシホールディングス)

常石造船(広島県福山市)は3月28日、水素燃料主体で運航するタグボートが完成し、進水が完了したと発表した。水素燃料を使ったタグボートは国内初。船舶の鋼材には環境負荷が低い鋼材を使用しており、CO2排出量が多いとされる造船業、船舶業の脱炭素化に向けた確かな一歩となる。

CO2排出ゼロ船舶目指す計画の一環

タグボートは大型船舶が離着岸する際、大型船の舵や推進器を補完する船舶。大型船舶は低速航行の際に舵が効きにくくなることから、小回りが利き、エンジン出力が高いタグボートが大型船を導くことで、安全で迅速な離着岸が可能になる。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事