メルカリのBTC取引サービス、利用者数30万人突破を発表

フリマアプリを展開するメルカリ(東京都港区)の子会社で、暗号資産やブロックチェーン(分散型台帳)に関するサービスの企画・開発を行うメルコイン(同)は、メルカリでのビットコイン(BTC)取引サービスの利用者数が30万人に達したことを発表した。
同サービスはBTC取引未経験でも、簡単・安全に利用でき、暗号資産を身近に感じてもらうことを目指し、2023年3月にサービスの提供を開始しており、その月末には利用者数が10万人を突破していた。10万人の利用者のうち77%は、同社のアンケートに「暗号資産取引歴なし」と回答していたことから、多くの利用者がメルカリで初めての暗号資産取引を体験したとしている。
また、BTCの利用者の65%がメルペイ(メルカリの決済サービス)残高を保有していたことから、「メルカリ」で使わなくなったものを売って得た売上金でBTC取引を始められることが利用者の拡大に繋がっているのではとの同社の見解を示した。
暗号資産利用者の拡大に貢献
メルカリでは、初めての暗号資産取引体験をする顧客に向けて、資産形成に関する金融教育の取り組みとして、東京証券取引所(東京都中央区)と連携し、「マネー基礎講座」を開催している。
メルコインは今後も、暗号資産やブロックチェーンの領域での事業を推進していく。これまで暗号資産取引をしたことがない人にもBTC並びに暗号資産を身近に感じてもらうことで、利用者数の拡大を目指すとしている。