三井住友海上、DAOを活用した採用を開始 ガイアックスと

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(出所:三井住友海上火災保険)
(出所:三井住友海上火災保険)

MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険(東京都千代田区)は10月5日、ガイアックス(同)と共同で、分散型自立組織(DAO)を活用した採用プロジェクトを開始した。

DAOは株式会社などのこれまでの組織体制とは異なり、管理者が不在で、メンバーの投票などによって意思決定が成され、活動や履歴がブロックチェーン(分散型台帳)上に保存・可視化される透明性や公平性の高い組織のことで、新しい組織の在り方として注目されている。

同社はDAOを活用した新たな採用プロセスを構築することで、採用活動の透明性や公平性を高め、入社後のギャップや採用のミスマッチをなくすことを目指す。

具体的には、DAOの中での活動が評価されると暗号資産(トークン)が付与され、そのトークン量によって最終的な評価が決まるというもの。就職を希望する学生や同社社員が参加するDAO内で意見やアイディアを出し合い、参加者の投票によって意思決定を重ねながらワークを進める中で、それぞれの発言やアイデアに対し、「いいね!」を送り合うことで、評価を可視化するとともに、「いいね!」の数をトークン化する。 プロジェクトで高評価を得た(=トークン量が多い)学生は、2024年6月以降に同社人事部と面談し、入社に進めるという。

同社はITシステム部門や資産運用部門などのジョブ型採用や、地方の採用など、2026年入社の新卒採用においても同様にDAOを活用した選考を検討し、採用における競争力強化に向けた取り組みを推進していくとしている。

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