岡山県美作市、ふるさと納税返礼品でNFT提供 あるやうむとCNPとコラボ

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(出所:あるやうむ)
(出所:あるやうむ)

岡山県美作市は8月10日、ふるさと納税の返礼品としてNFT(非代替性トークン)、「美作市ふるさとCNP2023」を提供すると発表した。同市は、あるやうむ(北海道札幌市)と、人気NFTコレクションのCryptoNinja Partners(CNP)がコラボした返礼品企画「ふるさとCNP」を採用。8月27日より、あるやうむポータルサイト「ふるさと納税NFT」にて、受付を開始する。

NFTは計222種類で、同市の特産品である桃やシャインマスカット、同市を拠点に活動する女子サッカーチーム「湯郷Belle」のユニフォームをモチーフにしている。背景には美作ラグビー・サッカー場や湯郷(ゆのごう)温泉、宮本武蔵顕彰武蔵武道館を採用した。メインキャラクターはCNPの人気キャラクター「ヤーマ」。寄付金額は、一点30,000円で、暗号資産を必要とせず、日本円だけでNFTを入手できる。なおNFTには、発行から1年間の転売制限が設けられている。

寄付者には特典として、美作市の特定の場所を訪れると、NFTの絵柄が変化する「レベルアップ」機能、ヤーマの刺繍入りネクタイの購入権、discordチャンネルの1カ月参加権が与される。さらに、「ふるさと納税NFT」で寄付をした特典として、初心者向けNFTセミナーを受講できる。

同市長は「今回のふるさとCNPがきっかけとなり、本市の魅力が多くの方に届けられ、実際にお越しいただけることを期待しています」とコメントしている。

あるやうむは、2020年11月に設立して以来、「NFTによる地方創生」を推進するため、全国の自治体向けにふるさと納税NFTや観光NFTソリューションを提供している。地域の魅力を盛り込んだNFTをふるさと納税の返礼品とすることで、新たな財源を創出しながら、プロモーションや関係人口の創出に繋げる考え。

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