フィナンシェ、大丸松坂屋やパルコらとトークンを活用したweb3事業を共創

ブロックチェーンを活用したクラウドファンディングサービスやNFT事業などを行うフィナンシェ（東京都渋谷区）は4月21日、大丸松坂屋百貨店やパルコを傘下に持つJ.フロントリテイリング（同・港区）との資本業務提携について発表した。両社はweb3やメタバース領域でのトークン（暗号資産）を活用したビジネス開発などを行い、新たな価値を共創していくという。

フィナンシェはブロックチェーンを活用したトークン発行型のクラウドファンディングサービス「FiNANCiE」やNFT事業、IEO支援事業などのトークンを活用したコミュニティとエコシステムの形成の支援を行っている。J.フロントリテイリングは全国の主要都市に店舗を展開し顧客を持つ。両社はそれぞれの強みを持ち寄り、以下のようなビジネスを展開していく。

• メタバース・web3領域におけるトークンを活用したビジネスの開発
• eスポーツ等のファン活性化によるコミュニティビジネスの実現
• 地域名品の発掘・育成を支援するトークンを活用した新たな地方創生モデルの創出

フィナンシェはこの発表に先立ち、J.フロントリテイリングから資金調達を行った。また、3月には小売・フィンテック事業を行う丸井グループから資金調達を行い、「FiNANCiE」とエポスカードの連携や、「マルイ」「モディ」店舗でのイベントなど、両社のシナジーを最大化する共創を発表している。